クロルピリホスとは

毎日の食事や住まいの中で気に掛けることはありませんが、害虫が毎年世界の農作物に及ぼす損失は何十億米ドルにも上り、食糧生産や農家の生活に深刻な影響を与えるとされています。クロルピリホスは、これらの害虫駆除に用いられる有効成分です。1962年にザ・ダウ・ケミカル・カンパニーによって発明されました。

世界中で使用されています

クロルピリホスが世界で最初の登録を得たのは1965年です。それ以降現在に到るまで、世界100カ国以上で登録され、「ダーズバン」 や「ローズバン」などの商標で販売されています。

農業、住環境、健康を守っています

クロルピリホスは、世界で最も広く用いられている殺虫剤成分のひとつです。農業においては、例えばトウモロコシ、かんきつ類、落花生、アルファルファなど50種類以上の作物で利用されています。
住環境やその周辺においては、シロアリ等の木材害虫や、ゴキブリ、ノミなどの病原菌を媒介する衛生害虫や節足動物などの不快害虫まで、約250種を超える有害生物の駆除に用いられています。

安全性を絶えず問い続けています

クロルピリホスは、食物や住環境に係わるため常に安全性への疑問に対する回答が求められています。これまでにクロルピリホスに関しては、人の健康と環境への影響について3,600件を超える研究が行われ、1億米ドル以上の経費が投入されてきました。
一つの殺虫剤について、これだけの安全性に関する徹底的な研究がなされている例は他にないと考えられます。

このような殺虫作用を持っています

クロルピリホスは、有機リン系殺虫剤です。殺虫作用は他の有機リン剤と同様に、有効成分がアセチルコリンエステラーゼの酵素反応を阻害することにより起こります。結果的に、神経伝達物質のアセチルコリンが神経終末に分解されず蓄積されることとなり、昆虫の神経に過剰刺激を引き起こし致死させます。

ダウ・アグロサイエンスLLC

ダウ・アグロサイエンスLLC は、クロルピリホスの最大手の供給メーカーです。
クロルピリホスは当社以外にも、中国、デンマーク、イスラエル、インドに所在の化学品メーカーによって製造されています。

ダウ・アグロサイエンスLLCは、ダウ・ケミカル・カンパニーが100%出資する農業科学製品の製造開発メーカーで、インディアナポリス市(米国、インディアナ州)に本社機能を置いています。企業使命を、「膨張する世界人口のなか、世界の食糧供給を量と質ともに改善するとともに、人の健康と生活に貢献すること」と定め、農業化学品を始めペストマネージメント分野、バイオテクノロジーの技術でも最先端の技術を提供しています。世界50ヵ国以上に従業員約5,500人を配し、売上総額はUS$34億に上ります。(詳細は本社ウェブサイト(英語)をご覧ください)

製品安全データシート(MSDS)および世界各地域での製品ラベル

クロルピリホス製品に関する情報は、北米、ヨーロッパ、中東およびアフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋の地域別に用意されています。ダウ・アグロサイエンス社が販売する製品の安全データシートおよび製品ラベル(英語)は、こちらからご覧ください。