よく聞かれる質問
クロルピリホスとは何ですか?
クロルピリホスは何時どのように発見されましたか?
クロルピリホスの作用は?
クロルピリホスについて研究や試験が実施されていますか?
クロルピリホスが使用可能として登録されている国はどこですか?
クロルピリホスの使用方法は?
クロルピリホスは環境中でどういう動態を見せますか?
クロルピリホスは米食品品質保護法(FQPA)下で見直しが行われた理由は?
住居周辺でのシロアリ駆除目的のクロルピリホスの使用がアメリカでは禁止されたと聞きましたが、本当ですか?
もし本当なら、クロルピリホスはなぜ他の国々でまだ使われていますか?
クロルピリホスの果樹や野菜への残留が心配です。どうしたらいいですか?
クロルピリホスの飲料水への残留が心配です。クロルピリホスが飲料水中に混入していないこと確認するにはどうしたらよいですか?
ヒトがクロルピリホスに接触した場合、どういう症状が見られますか?
有機リン系農薬へ過度に暴露した場合、どのような臨床症状が発生しますか?
クロルピリホスに過度に暴露したと思われる場合、どう対処したらいいですか?
クロルピリホスの漏出がありました。どう対処したらいいですか?
クロルピリホスには発がん性がありますか?
クロルピリホスとは何ですか?
クロルピリホスは有機リン系殺虫剤で、ダーズバン™やローズバン™などの製品名で、農業や衛生害虫駆除に幅広く用いられている有効成分です。害虫は駆除しないと、毎年何十億ドルもの損害を引き起こします。衛生害虫による刺し傷・噛み傷は、危険な病気を媒介したりアレルギー反応を引き起こします。農業用製品は、トウモロコシ、ワタ、小麦、アルファルファ、甜菜、落花生、果樹、ナッツ類、野菜類などの害虫による被害を最小限に食い止めるために広く用いられています。
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クロルピリホスは何時どのように発見されましたか?
クロルピリホスは1962年にザ・ダウ・ケミカル・カンパニーによって最初に発見されました。リン含有殺虫剤を用いた総合的な研究が1947年に始まりましたが、この研究の中で最も有望なものがDowco™ 179 と指定されました。後に「クロルピリホス」と命名されたこの化合物の広範な殺虫特性は、商業的に将来性があることを示していました。クロルピリホスが発見されて以来40年、広範な殺虫力は多くの市販品を通じて多種多様な害虫に対して使用されています。
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クロルピリホスの作用は?
クロルピリホスは有機リン系に属しています。他の有機リン系殺虫剤同様、殺虫作用は酵素アセチルコリンエステラーゼの阻害によるもので、結果的に神経伝達物質であるアセチルコリンが神経終末に集積したままになります。集積の結果、神経の過剰刺激が対象害虫を致死させます。
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クロルピリホスについて研究や試験が実施されていますか?
ダーズバン™やローズバン™の有効成分であるクロルピリホスは、40年にわたり広く普及しさまざまな研究が行われ、製造メーカーは毎年先端技術を用いてこれらの試験を追加し続けています。クロルピリホスの使用方法・使用内容や、ヒトの健康や環境に与える影響を調査した研究や報告は、これまでに3,600件以上に上ります。害虫駆除製品でこれほど広範囲な研究が行われている製品は他にはありません。
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クロルピリホスが使用可能として登録されている国はどこですか?
現在クロルピリホスは世界100カ国以上で登録されています。大半の先進国は害虫防除の手段としてクロルピリホスを使用しています。世界で350の登録内容で使用され、このうち142の登録が農業用です。さらに住居・建物内や周辺、芝生などでシロアリ、ゴキブリ、ノミ、アリなど250種の非農耕地用害虫駆除に用いられています。クロルピリホスは20種類以上にわたる製剤(粒剤、水和剤など)があり、必要な箇所に最良の方法で製品を散布することにより、最も効果的に用いることができます。
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クロルピリホスの使用方法は?
クロルピリホスの効果は、実験室と野外でさまざまな製剤を用いて試験が行われています。クロルピリホスは主に接触により効果を発揮しますが、対象害虫を経口摂取や蒸散作用などで駆除することもできます。クロルピリホスは一般的に植物の葉の上で残効性は短いですが、芝生サッチや直射日光があたらないところでは効果が数週間持続します。
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クロルピリホスは環境中でどういう動態を見せますか?
広範囲な研究や環境安全アセスメントに基づいて、クロルピリホスの環境中での動態は解明されています。クロルピリホスは分解性分子で、微生物、化学反応、日光などにより環境中で分解します。クロルピリホスは、いったん乾くと散布場所からすぐには移動しません。
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クロルピリホスは米食品品質保護法(FQPA)下で見直しが行われた理由は?
1988年の連邦殺虫剤殺菌剤殺鼠剤法(FIFRA)改正案の通過を受けて、米国環境保護庁は1984年11月1日以前に初回登録が行われた農薬の健康と環境への影響を検討し将来の使用の是非を決定するために、包括的な見直しを実施しています。環境保護庁ではそれらの農薬の有効成分の安全性データを調べ、再登録の条件を満たすかどうか決定します。「再登録条件を満たす」には、農薬は十分に完成されたデータベースを持っていることと、認可されているラベルの表示内容と注意に従って使用された場合、ヒトへの健康もしくは環境に対する不当なリスクを与えないことが要求されています。
食品品質保護法(FQPA)により1996年に改正されたFIFRAは、すべての農薬は新しい安全性基準を満たすことを義務付けています。環境保護庁は、農薬に暴露した幼児、子供、感受性が高い人に対して「無害」であることを「妥当な確証」を持って妥当な判断しなければなりません。また、食物、飲料水、住居や庭への使用からくるすべての農薬に対する暴露が、食物中の残留農薬の許容リスク決定に考慮されます。農薬を始め共通の毒性作用のある合成物質の累積作用も、必ず検討が必要です。
クロルピリホスは1984年以前に最初の登録が行われているので、これらの規制の下で再登録が必要になりました。
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住居周辺でのシロアリ駆除目的のクロルピリホスの使用がアメリカでは禁止されたと聞きましたが、本当ですか?
もし本当なら、クロルピリホスはなぜ他の国々でまだ使われていますか?
アメリカでは禁止にはなっていません。1996年に米国環境保護庁(US EPA)が抜本的に農薬規制の変更を食品品質保護法(FQPA)に従って行ったことを念頭に入れておくことは非常に重要です。FQPAの一部としてUS EPAは、オーストラリア、EUなどを含む世界各国の科学界及び規制当局が、歴史的に確立した科学政策や適用基準よりはるかに厳しい基準に変更しました。
FQPAに基づいて規則は変更になりましたが、クロルピリホスに関して行われた研究内容は変更されませんでした。米国内でのクロルピリホスの新しい使用制限は、新たなデータに基づくのではなく、EPAのリスクアセスメントに関する解釈の変更によるものです。クロルピリホス製品の重要な特性を調査した研究や報告は3,600件以上にのぼり、このことはクロルピリホスが最も多くの科学調査の対象となった化学品の一つであることを示しています。
米環境保護庁により実施された新しい規制基準は、クロルピリホスの登録者に、住居の内外でのクロルピリホスの使用に関する登録をもはや維持できないという、ビジネス上の困難な決断を迫りました。その結果登録者は自主的に使用を段階的にやめる決断を下しました。
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クロルピリホスの果樹や野菜への残留が心配です。どうしたらいいですか?
政府による研究、とくに残留試験に関する研究では、食品の品質に影響が無いことを示しています。たとえば米国食品医薬品局(FDA)は毎年10,000個の果実や野菜の試料を集め残留農薬分析をしています。1987年からFDAが毎年行っている監視プログラムの結果を発表しており、国内産の果実や野菜の試料の99%以上、そして輸入試料の95%以上に設定許容量を超える残留農薬は見つかっていません。
中には洗ってない農産物にも細菌、ワックス加工などの懸念を持つ人もいます。一般的に、果物や野菜は食べたり料理する前に常に洗う習慣をつけることが望まれます。イチゴや青ねぎなどのように皮をむかない産物は、ぬるま湯で洗うことができます。必要な場合表面の汚れを落とすために野菜用のブラシを使うとよいでしょう。レタスの葉は一枚一枚洗います。みかんやメロンなど皮をむいて食べる産物は、外側を洗いよくすすぎます。まな板は湯、洗剤、ブラシを使ってよくこすってよく洗い流します。生ものに別のまな板を用意することもお勧めです。しかし1つのまな板を使う場合、生肉、魚などを切ったら別の食物を切る前に必ずまな板と包丁を洗って、二次感染を防ぎます。
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クロルピリホスの飲料水への残留が心配です。クロルピリホスが飲料水中に混入していないこと確認するにはどうしたらよいですか?
飲料水からの農薬汚染は、地下水や地表水の汚染によって起こります。米環境保護庁によると、入手可能な環境動態データではクロルピリホスが通常の農業用の使用により、測定可能な量まで地下水に浸出する可能性は低いこと事が示されています。急性リスクに関して、地下水または地表水からの飲料水による汚染は心配ありません。
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ヒトがクロルピリホスに接触した場合、どういう症状が見られますか?
それは暴露レベルによって異なります。クロルピリホスのラベル表示内容に従った使用による暴露の可能性を評価した研究に基づくと、消費者への暴露レベルは殺虫活性の対象である酵素アセチルコリンエステラーゼを阻害するには低いレベルです。故意の行動または深刻な誤使用などによるクロルピリホスへの大量な暴露は、アセチルコリンエステラーゼ酵素を阻害し、おそらく臨床症状を示すことになります。クロルピリホス含有製品を使う場合は、必ず製品のラベルの記載事項を注意してよく読み指示に従ってください。
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有機リン系農薬へ過度に暴露した場合、どのような臨床症状が発生しますか?
ヒトにおける有機リン殺虫剤中毒の兆候と症状には、頭痛、めまい、協調運動障害、筋肉のけいれん、震え、吐き気、腹部の鋭い痛み、下痢、発汗、縮瞳、視力障害、多量の唾液分泌、催涙、多尿、胸苦しさなどが上げられます。極端な事例(自殺未遂など)では、有機リン系殺虫剤への暴露は呼吸麻痺を引き起こしたり、死亡の原因となります。
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クロルピリホスに過度に暴露したと思われる場合、どう対処したらいいですか?
クロルピリホスに大量に暴露したことが疑われる場合、もしくは健康と安全性について更なる質問がある場合は、日本向けの製品安全データシート(MSDS)をご覧ください。そこには国内の連絡先と詳細が掲載されています。
散布作業中や散布後に体に異常を感じた場合は、直ちに医師の手当を受けてください。処置法などで不明なことは、医師から下記に電話してお尋ねください。
財団法人 日本中毒情報センター (但し、通話料は相談者負担)
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クロルピリホスの漏出がありました。どう対処したらいいですか?
クロルピリホスが漏出した場合や、環境に対する影響についてさらに質問がある場合は、日本向けの製品安全データシート(MSDS)をご覧ください。そこには国内の連絡先と詳細が掲載されています。
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クロルピリホスには発がん性がありますか?
クロルピリホスには発がん性の兆候はありません。動物実験結果では、クロルピリホスはDNAに害を与えないことが判明しています。米環境保護庁で発がん性、変異原性、催奇形性の作用に対して義務付けられている試験では、すべて陰性を示しました。クロルピリホスはヒト発がん性物質としてUS EPAのリストには記載されていません。
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クロルピリホス ウェブサイト(chlorpyrifos.com )に記載されている毒性、環境安全性、薬効に関する内容は、ダウ・アグロサイエンスまたは第三者機関によって行われた研究調査に基づいています。これらの研究結果は、ダウ・アグロサイエンスの責任において公開するものです。研究報告書等の実証データのご照会については、必要に応じて対応いたします。