暴露・リスク・安全情報

暴露経路と暴露の可能性
業務上の暴露
消費者の食物以外からの暴露
消費者食餌性暴露

暴露経路と暴露の可能性

クロルピリホスへの暴露は、経口摂取、皮膚の接触、蒸気またはスプレー噴霧の吸入といった経路が考えられます。製造関連の作業中、もしくは農薬散布時などでは、使用取り扱い中に暴露する場合があります。消費者の食物以外からの暴露は、住居や庭のクロルピリホス散布場所へ散布後入った際に発生します。また、クロルピリホスは農業用に広く用いられているため、食物内にごくわずか残留するクロルピリホスが食物を介して暴露するという経路が消費者の代表的な暴露経路ということができます。安全性評価では、暴露量を(NOELなどの)毒性指標と、安全係数も含めて比較して、使用方法が安全であるか危険性があるかが決定されます。クロルピリホスの場合、毒性指標は動物とヒト両方のデータを基に設定されています。

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業務上の暴露

農業従事者

クロルピリホス製品は、ブームスプレーヤによる散布、エアブラスト式散布、空中散布、土壌混和などの方法で、多くの農作物に散布されます。散布従事者、および散布地域の立ち入った場合の暴露状態を評価するために、数々の研究が行われてきました。農業従事者が暴露する事態をすべて想定して試験を実施した結果、ラベルに表示された方法に従って使用された場合、その推定暴露量は、赤血球アセチルコリンエステラーゼに影響のないレベルでした。

都市の害虫駆除業者

クロルピリホス製品は、都市部では建物の内外でさまざまな害虫駆除目的により、専門の害虫駆除業者や芝管理業者によって散布されます。最も一般的な使用には、屋外の芝生への散布、建物やその周辺に生息するシロアリ駆除のための散布があります。この種の散布の担当者を対象に暴露評価を行うために試験が実施され、すべての事例で、ラベルに規定されている散布内容では、その推定暴露量は赤血球アセチルコリンエステラーゼに影響の無いレベルでした。

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消費者の食物以外からの暴露

消費者に対する食物以外からの暴露を判定するために数々の試験や研究が今までに実施されています。これらの研究には、クロルピリホス製品使用直後に家庭の住居内で実施された試験と、野外試験で得られた残留データがあります。ラベル表示内容に従って使用した時、使用中と使用直後のクロルピリホスへの暴露評価では、居住者に悪影響を及ぼすことはないことが分かりました。

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消費者食餌性暴露

クロルピリホス製品を使用した結果、人間の食する農産物もしくはその加工品に、ごくわずかな残留が見られることがあります。その残留により消費者が暴露される可能性のある最大残留量を判定するために、農産物を用いた野外試験がガイドラインに沿って実施されています。クロルピリホスを対象にこの種の試験が300件以上実施され、その結果として作成されたデータベースを元に世界中で100種類以上の作物の農薬登録評価に際し、人がどの程度暴露するか推定する目的で使われています。さらにスーパーマーケットに並べられた農作物の残留を検査する、マーケット・バスケットデータも収集されました。それによると、実際の食餌性暴露レベルは、実施された野外残留試験で予測された数値より、桁違いに低い値を示しており問題のないことの裏づけとなっています。

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