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組み換えトウモロコシTC6275の隔離ほ場試験中止に関する調査報告と再発防止策
2004年10月29日
ダウ・ケミカル日本は、栽培が未承認の遺伝子組み換えトウモロコシ種子の混入が確認されたことにより、2004年8月6日、組み換えトウモロコシTC6275の隔離ほ場試験栽培を自主的に中止しました。同混入に関し、2004年10月28日、農林水産省および環境省より再発防止措置の徹底を含む厳重注意を受け、その旨をここにご報告申し上げます。内容に関しましては、http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041029press_6.htmをご参照ください。
このたびの試験中止に付きまして皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしましたこと、あらためて深くお詫び申し上げる次第でございます。今後、ダウ・ケミカルおよびダウ・アグロサイエンスは、試験中止の原因となった混入の再発防止に向けて、下記の再発防止策の強化・徹底に全力を挙げて取り組みますことをここに表明いたします。
記
原因:
米国ダウ・アグロサイエンス本社において、種子の種類を説明する表示方法に変更がありました。ところが、変更に関する社内教育が不十分であったため、試験用の非遺伝子組み換えトウモロコシ種子を生産する際に、遺伝子組み換えトウモロコシの種子を混入させて、種子の生産を行ってしまいました。さらに、遺伝子組み換えトウモロコシの種子が混入した同種子から育成したトウモロコシの種子をその内容を検査することなく、供試用の非遺伝子組み換えトウモロコシの種子として、日本へ送付してしまいました。
今後の強化対応策:
このような種子選別の人的な誤りは、発送準備段階で、適切な種子であるかの書類審査を徹底して行っていれば、未然に防ぐことができるはずでした。この事態を受け、
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全研究用種子の貯蔵および取り扱いに関する作業管理の強化・徹底を目的に、2004年8月より独自設計のデータベースを構築し、試験用種子の生産活動、使用履歴のすべてをコンピューターに記録し、追跡できる体制としました。この体制を確実に運営するために、専任の責任者を任命しました。
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種子検査の強化、出荷時の検査記録確認の徹底を図るため、形質確認試験として、当社が扱うすべての遺伝子組換え系統について、複数のマルチPCR法(検出感度が高いとされる遺伝子組換え体検査法)により、意図する遺伝子の存在および意図しない遺伝子の非存在確認を実施します。
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関係者の教育訓練の徹底を図るために、2004年8月より米国ダウ・アグロサイエンス社遺伝形質担当部長の指導による教育訓練のプログラムを実施しました。業務の直接担当者である登録責任者および遺伝形質導入担当マネージャー、開発担当者、遺伝子組み換えトウモロコシ・チームを皮切りに、業務に関連する全員を対象とした再教育を行い、2004年9月末に終了しました。
以上の3項目を基に、偶発的に不適当な遺伝子が混入することを未然に防止する品質管理制度を強化し、既に実施しています。また、日本においても、米国より送付された供試用種子の検査分析の徹底を図っていきます。加えて、日本の試験で使用される種子は、国内担当がその内容をチェックし同意をした上で初めて我が国に向け発送されるという社内ルールが制定されました。
なお今回、供試用全トウモロコシは出穂後、直ちに雄ずい(おしべ)除去が行われたため、当試験による花粉の飛散は未然に防止されました。さらに、これらのトウモロコシは、2004年8月24日、すべて隔離ほ場内で焼却を完了しています。
ダウ・ケミカルおよびダウ・アグロサイエンス社員一同深く反省し、二度と今回のような混入が起こりませんように取り組んでまいります。また、今後も日本に根付いた一企業として微力ながら日本の農業に貢献していく所存です。
以上 |
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